MikuMikuDanceとユーザーモデルのダウンロード・1 ~モデルを読み込もう編
まず、何も考えずに!無心で!!サクっとMikuMikuDanceをダウンロードしてきてしまいましょう!
1・MMDの配布サイトへ行く
MikuMikuDanceの生みの親、樋口優さんのサイト「VPVP」へ行きます。
Vocaloid Promotion Video Project
さて、MMDにはいくつかバージョンがあります。
1.1 MikuMikuDance
→初音ミク専用のPV作成用ツール。起動すると画面にはじめからミクさんが居ます。軽いですが、機能はかなり制限されており、ミクさん以外のモデルは使えません。スペックに自信がない方は最初にこれで練習してみるのもいいかも。
1.2 MikuMikuDance (Multi-Model Edition)
→ユーザーモデル(もともとMMDに入っているミクさんたちのモデルではなく、MMDユーザーが作ったモデル)を読み込めますが、機能制限版であり出来ることは限られます。下のDirectX9 Verがどうしても使えない…という人だけこちらを。
1.3 MikuMikuDance(DirectX9 Ver)
現在主流で最も使われているのがこのバージョンです。上の2つは、機能制限版となります。
→これもユーザーモデルを読み込めます。
また、pmxモデル(モデルは「pmd」形式と「pmx」形式があります。「pmx」は「pmd」の機能拡張版)はこのverでしか開けません。
64bitのバージョンも発表されています(1.4にあたるもの)。
ご自身の環境に合わせて使用してください。
MMDに最初から入ってるミクさんではなく、自分の大好きなあのキャラのモデルを使いたい!という人は、下の2つのどちらかをダウンロードしてください。現状では、ほぼ1.3を使用することになります。どうしても駄目な場合は1.2で。
とりあえずここでは、ユーザーモデルを使用することを前提に話を進めます。
「何かエラーが出て起動できない!」場合は、VPVPの下の方に記載のある「エラーが出て実行できない場合は、以下のランタイムをインストールして下さい」をDLしてください。
それでも起動できない場合は、エラーの文章を書き出して、そのまま検索をかけましょう。だいたい同じところでつまづいている人がおり、解決策が提示されています。
2・MMDを保存する
保存する場所は…どこでもいいっす!人それぞれっす!
MMDは別にCドライブ・Program Filesに保存しなくちゃいけないということはないので、デスクトップに置いておいたり、マイドキュメントに入れておいたり、外付けのHDDに入れておいても使えます(そういう人多いと思います)。
※Windows Vista以降のOSの場合、Cドライブ直下やProgramFileに保存するのは避けた方が良いようです。
アンインストールしたい時は、フォルダごとゴミ箱に捨てちゃえばOKです(^^)。
3・モデルをダウンロードする
モデルデータの配布場所は様々ですが、大概、モデル製作者がモデルを発表した動画から、ダウンロード先のリンクがはってあります。ニコニコ大百科に「東方MMD」「APヘタリアMMD」「MMD戦国BASARA」などジャンル固有のMMDタグの記事がある場合、そこから配布元への誘導がされていることも多いです。記事を編集・管理している有志に感謝しつつ、モデルを探しましょう。
ジャンルが小さくてタグがなければ、「作品名もしくはキャラ名・MMD モデル」などで検索をかけて、配布元を探してみましょう。
さきほどダウンロードしてきたMikuMikuDanceのフォルダを開くと、中には「UserFile」と「Data」というフォルダがあります。
「UserFile」の中に「Model」というフォルダがありますが、この中に、ダウンロードしてきたモデルデータを、必ず!フォルダごと保存してください。
◎それでは、試しに「Lat式ミクVer2.3」をダウンロードしてみましょう。
ニコニコ動画で「Lat式」で検索すると大百科の項目が出てくるので、そこからLat式さんのアップローダ(データが置いてある場所)に行きます。Zipファイルをダウンロードして、中に入っている「Lat式ミクVer2.3」というフォルダをそのままUserFileフォルダの中のModelフォルダにコピペするか、Modelフォルダの中に「展開」すると、Modelフォルダの中にこんな感じで収納されます。
下にあるミクさんやリンちゃんやメイコさんカイトさんの名前の付いたファイルは、MMDにもともと入っているモデルデータです。こちらはいつでも読み込める状態です。「pmd」という拡張子が付いてるのがわかりますね。モデルデータは「pmd」か「pmx」の二種類です。
さて、「Lat式ミクVer2.3」フォルダを開いてみると、中はこんな風になっています。
たくさんのパーツのような画像があります。これらの画像がモデルの表面に反映されることによって、モデルのビジュアルがちゃんと私たちに見えるようになっています。だから、これらの画像のデータをどこかへ移したりしてはいけません。モデルはフォルダごと管理しましょう。
では、モデルデータの保存が出来たので、早速MMDを起動してみましょう。
(ここではDirectX9 Verのver7.39を使用しています)
「MikuMikuDance」ミクさんのアイコンをダブルクリックし
「実行」とかなんかしたら、MMD起動!
左下、あずき色のパネルが「モデル操作パネル」。モデルを読み込んだり削除したりはここでやります。
「読込」というボタンを押せば、先程モデルを収納した「Model」フォルダが開きます。
「Lat式ミクVer2.3」を開き、好きなモデルのpmdファイルを選べば(ここではNormalを選びました)、モデル情報のダイアログが現れます。
「OK」にすれば…
見事、Lat式ミクさんが現れました!モデル読込成功です!
このように、ダウンロードしたデータは、「UserFile」の中にどんどん保存されていくことになります。
「UserFile」フォルダの中はこんな感じ。
Accessory:モデル以外のアクセサリ(小物など)やステージなどのデータ
Background: 背景画像や背景動画
Model: モデルデータ
Motion: モーションデータ
Pose: ポーズデータ
Vsq: リップシンク(口パク)データ
Wave: 音楽データ
人によって何をどこに入れる、どのように整理しておくかは多少異なります。
ですが、なるべくデータをDLしてきたら、使う前にすぐ!フォルダ名を変更してパっと見でわかりやすくしておいたり、あらかじめ作っておいた整理用フォルダに入れておいた方が良いかと思います。
特に、モデルのデータやアクセサリのデータは、一度モデルを読み込んでデータを製作し、保存したあとに、モデルのファイル名を変更したり、場所を移動したり、モデルを改造してしまったりすると、不具合が生じて最悪二度とそのデータを開けなくなることがあります。
MMDをずっと続けていくと、モデルやアクセサリ、ステージにエフェクトと、データが無尽蔵に増えていきます。上手に整理整頓しましょう。
モデルはあんまり増えないうちに、ジャンル別にフォルダを作って分けながら保存した方がいいかもしれません。あと、「Accessory」フォルダの中に「アクセサリ(小物)」「ステージ」「エフェクト」と3つフォルダを作って、それぞれ保存し分けた方がいいかも…
そして、モデルデータやステージデータ、誰かが作って配布してくれているものには、たいてい「readme」読んでください、のテキストが付いています。モデルの仕様や特徴、使い方や、「こういう動画には使わないでください」などの注意事項が書いてあります。
きちんと読んでから、データを使いましょう。配布者さんの意向を守ってください。
MMDは、色んな人からたくさんのものを借りて作られる、ちょっと特殊な文化です。MMDそれ自体をはじめ、素敵なモデルやステージ、エフェクトやモーションの裏には、たくさんの人の苦労と膨大な時間と愛情が詰まっています。
それらを無視してデータを使用することは、あなたにとっていい結果を呼ばないでしょう。
MMDを楽しむために、欠かせない大切なこと。関わった人々を尊敬し、尊重することです( ´∀`)bグッ!
次回:2.MikuMikuDanceとユーザーモデルのダウンロード・2 ~うまくいかなかったら…