動画を作ってみよう!・3~ステージとアクセサリを読み込む
次は、ステージを読み込んでみましょう。
ええと、くどいようですが、ステージにもだいたい説明書がついてます。読みましょう。
ステージに関しては、モデルよりも遥かに大きなものが多いので、ファイルの重さにもかなり差があったりします。
豪華絢爛で装飾の多いステージは激重で、環境によっては読み込んだ瞬間MMDが強制終了したり…なんてことも。
その辺の兼ね合いを見定めつつ、動画の雰囲気に合うステージを探してきましょう。
これがなかなか大変な作業で…VPVPwikiにモデルやステージやアクセサリの一覧があるのですが、なかなか…最新のものまでカバーしてはいません。
人の動画を見ていて、「これ!」と思うのがあったら、まめにチェックしておくのがいいかもしれません。
また、そのようにほかの誰かが素材を探す時のことも考えて、自分が使わせてもらったモデル・モーション・ステージ・エフェクト・音源など…は、動画をアップする際、動画説明文等に記載しておいた方がいいと思います。
製作者さんへの感謝の念と、同じようにMMDを使って動画を作る人たちのために。すぐに見つけられるよう配慮されてると、探してる時には助かりますよね…(^^)
今回、単純ですが、BASARAに登場する舞台背景を模して作られたステージ「武田道場」(AZさん製作)をお借りしてきました。
ステージデータは「Accessory」の中に「ステージ」ってフォルダを新規で作って、そこに入れておくと、のちのち
ファイルが増えてきた時に…いい気がします。
●ステージを読み込む
ステージを読み込むために、「アクセサリ」(モデル以外の小物やステージなどの総称)を読み込んで操作・調整できるモードに切り替えます。
「モデル操作パネル」の、モデル選択切り替え部分で「カメラ・照明・アクセサリ」というところを選びましょう。
すると、その名の通り「カメラ」「照明」「アクセサリ」の操作・調整が出来るモードに切り替わります。
ここではモデルのボーンなどは動かせません。
MMD画面右下に、「アクセサリ操作」というパネルがあります。アクセサリ類は、ほぼここから読み込むことになります。
「読込」ボタンを押すと「Accessory」のフォルダが開くと思うので、ステージを保存してあるところから「武田道場1.X」のファイルを選択。「開く」にします。
※ステージファイルの拡張子は「X」なことが多いんですが、たまに、モデルと同じ「pmd」ファイルのステージもあります。その場合は、「モデル操作パネル」から読み込むことになります。
!!!????
う…埋まってる…!!!!
どうやら、武田道場は高床式だったようです…
このままでは、すごくシュールな動画になってしまう…
製作者のAZさんにお聞きしたところ、「当初は外装も作る予定だったので、内装の床が高いままなのです><」ということでした><
しかし!そんな時こそ「全ての親」の出番じゃないですかー!!
モデルを上下できる「移動」のYアイコンで、モデルをちょうど床に足が付くところに移動しちゃえばいいんだよ!!
…と思ったのですが…
よく考えたらあれだ…Lat式ミクさんに…全ての親ボーン…入ってないんだった…
しかし慌てない!騒がない!
モデルが動かせないなら、ステージを動かしちゃいましょう…!!
「アクセサリ操作パネル」の数値入力部分で、ステージの位置を変えたり、サイズを変えたりとか出来ます!
Yの値に「10」をとりあえず入力してみると…
まちwっwがえwwwwたwww
もっと埋まったwwwww
ステージを下に持っていくには、マイナスの数値を入力します。
「-7」くらいを入力すると、ちょうどいい感じになりました…!!
皆さんの想像通り、アクセサリ操作パネルの数値入力で、かなり色々いじることができます。
X/Y/Zは左右、上下、奥行きを操作できるし、RX/RY/RZでは角度を。
「Si」というところではサイズをいじれます。
たくさんモデルを並べて踊らせたりする時なんかは、ステージを大きくしたりするといいかもしれません(ただし、大きくするとデータは重くなります)。
「影」という部分にチェックを入れると、ステージに影が付きます。
ところで、こうやって色々と数値をいじっても、「登録」しないと、フレームを移動した時にやっぱり消えてしまいます。
ステージの設定が最初から最後まで変わらないのであれば、0フレーム目にステージの設定を「登録」しましょう。
これはエンターではダメです。アクセサリ操作パネルの「登録」ボタンを押してください。
ちなみに、アクセサリ操作パネルには「表示」って項目もありますね。最初からチェックが入っていると思いますが、このチェックを外して「登録」すれば、ステージは見えなくなります。
途中でステージを切り替えて別のステージにしたい時なんかに使います。
モデル操作パネルにも「表示」あるのにお気づきでしょうか?
モデルも表示・非表示の切り替えが出来ます。
このブログの2回目(2.MikuMikuDanceとユーザーモデルのダウンロード・2 ~うまくいかなかったら…)、の下の方で紹介した拙動画「ココロ」は、この表示非表示の切り替えを駆使して作っています。ここの場面ではこのステージとこのモデル表示…こっちでは別のモデル…みたいになっているんですね。
それと、「ステージを読み込んだけど、床の白い方眼と、座標軸のラインが消えないんだけど…という場合。
これは、メニューバーの「表示」→「座標軸表示」のチェックを外すだけで、簡単に消すことが出来ます。
※ステージ読み込みに関してもろもろ、こちらの記事の説明がわかりやすいかと思います
ステージとエフェクトについて(超初級編) (チラ裏にでも書いとけよ!)
●小物アクセサリを読み込む
この動画では特に使用しませんが、需要の高そうなアクセサリの読み込み方法をご紹介します。
○メガネ
1.メガネのアクセサリデータをDLしてくる(保存先は「Accessory」フォルダの中に、「小物」とか名前付けて新規のフォルダ作って、そこに置いておきましょう)。
ここでは、「キュンキュンメガネ」の呼称で有名な赤いメガネをお借りしてきました。
2.「アクセサリ操作パネル」から読み込む(拡張子はX、「kyunkyun.x」です。
さて、読み込むと、最初は読込場所が「地面」となっているので、メガネがたぶんステージ真ん中、モデルの足の間かその辺に落ちていると思います。
ここではミクさんの足に食い込んでますね!
ミクさんにメガネを付けたいので、「地面」てとこの横の「▼」をクリックし、そこからミクさんを選択します。
横のところでミクさんのボーンを選択できるようになりますので、そこから「頭」を選んでください。
そうすると、こんな感じにミクさんの頭にメガネがくっつきます。
一見これでオッケーに見えますが、横から見るとなんかメガネが前の方に浮いちゃってますね…
数値を入力するのにも慣れてきましたでしょうか?アクセサリ操作パネルに数値を入力して、ちょうどぴったりいい感じになるところを探し、「登録」すればオッケーです。登録、忘れないように…
※追記※
MMDがバージョンアップし、画面右下の移動・回転アイコンがあるところにある「local」や「grobal」の文字をクリックすると「accessory」モードにすることが出来るようになりました!!
これによって、今までいちいちチマチマと数字を入力していたxファイルのアクセサリ類が、全て回転・移動アイコンによって、ボーンを動かすように操作することが出来るようになりました!!(アクセサリ操作パネルでの「登録」は忘れずに!)
家具や小物類の配置など、圧倒的に便利になりましたので、ぜひ試してみてください!!
こちらの画像では、こんな感じの数値を入力しています。参考までに。
ミクさん:キュンキュンメガネ「頭ボーン」に設定/ Z:0.3
佐助さん:スポーツサングラス「頭ボーン」に設定/ Z:-0.7 Rx:30 Si:0.7
(どちらのメガネも「VPVPwiki」さんのアクセサリデータの項からDL先に行けます)
○マイク
あとやはり、ダンス系動画で出番の多いのはマイクでしょうか。
色々な人に聞いてみたところ、「手首ボーン」にくっつける人が最も多いようです。しかしその他にも、「中指ボーン」「親指ボーン」など様々な意見がありました。
結局のところ、モデルによって手の大きさや厚さ、指の長さも千差万別。また使用するモーション(手の握り具合とか)も違う。となると、一番いいのはこれ!とは断言できません。
一応ここでは多数派ということで、「手首ボーン」にくっつけてみましょう。MMDに最初から入っているアクセサリ「咲音マイク」を使用します。
幸村さんに「キラッ☆」してもらいました(^^)
(「星間飛行」モーション製作:しばしゅーさん→元動画)
照明の数値をいじり、エフェクト「TexSnowLite」で星を飛ばしています。マイクがムラサキなのは、照明の色をいじってるから…
幸村さん:咲音マイク「左手首ボーン」に設定/ X:0.7 Y-0.7 Z:0.05 Si:0.7
同じモーション同じマイクで、鎌Pのバーナビーモデルに踊ってもらった時に入力していた数値は、上の数値と結構違います。やはりモデルによって数値はかなり異なってくると思われます。
色々数値を入力してみて、ぴったりフィットする角度を探してみてください(^^)